2016年7月4日月曜日

生地の良し悪しは結果がすべて

スーピマ
スビン
スビンゴールド
シーアイランド
ギザ
トルファン

これらは全て所謂高級高品質と言われる原綿に付けられている名前です。

近頃色々な媒体の商品説明でよく見かけるようになりました。

原綿にこれらを使ったからといって、必ずしも良い生地になるとは限りません。

どこでどういったクオリティで紡績をするか。

出来あがった糸をどんな編み方で、何ゲージの編み機にかけるか。度目調整はどうするか。

どういった染色、加工、フィニッシュをするか。

色々な要因を組み合わせて、求める生地に仕上げていきます。

当ブランドは、これらの工程全てにおいて、その生地に最も適していると選び抜いた工場さんとお話をして作っていきます。

ただ矛盾するようですが、この事実を説明すること自体は何の意味も無いことだとも同時に思っています。

どこまで拘って作っても、出来た生地自体は、生地という触感にアプローチする物体であるが故に、着用頂く方が心地良いと感じるモノになったかどうかという結果のみをもって良し悪しを判断されるべきです。



高級綿糸を使っていますなんていう商品説明は意味の無いことだなとつくづく感じています。



原料や製造背景が説明されてもいない無数の生地、またはTシャツが並べてある中で、その中から1番着心地が良くて耐久性もあり長年愛用出来るモノとして選んで頂ける。

ただただ、そんな生地、そんなTシャツを作りたいのです。





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