2016年6月28日火曜日

ビジネスと趣味について

前回のブログでも書きましたが、当ブランドは商品化している素材、型のバリエーションがまだまだ非常に少ないです。

今回はその理由と、某著名人の言葉を引用しながら当ブランドの商品リリースに対しての考え方について書こうと思います。






前述の商品の少なさから、展示会のエージェントやお客様からももっとバリエーションを増やして欲しいと言われるのですが、素材にしても形にしても、本当に納得のいくものが出来上がらないと商品としてはリリースしません。

これだけはブランド設立当初から決めていることですし、今後もこのスタンスを変更することはありません。

決して商品開発をサボっているわけではないのです。。。念のため

そういう意味では、誤解を恐れずに言うと当ブランドはビジネスではなく趣味に近いものがあると思います。

それは、作ったモノに対して責任を持たないとかいう意味ではなく、その時点で100%のモノが出来ないとリリースしないエゴがあるという意味においてです。

ユニクロの柳井さんはある著書で[一部のおしゃれな人を対象にしているのは、ビジネスではなくて趣味ですよ。]とおっしゃっていました。柳井さんは小さいビジネスやニッチな商品には否定的な考えをお持ちです。

確かにそうかもしれません。

ビジネスとして成り立たせ、社員も抱え、その人の生活も保障するというステージにたとうと思うと、このブランドは成立しないと思います。

年間の売り上げ、利益目標があり、そのために何品番を原価いくらで作らなければならない、、、確かにそれはアパレルビジネスを行う上で当たり前のことですが、そのために自分の満足いかないものを利益や目標を追うために商品化するというのはどうしても納得がいかないのです。

当ブランドを応援して下さっている方は、こういった理念にも共感して下さっていると思っています。

と同時に、少しでも上質で心地良い着心地のものを、なるべく簡単なケアで毎日長く着たいと思って下さっているはずです。

そういったお客様に喜んで頂くために、今後も妥協の無い商品を、1年に1点でも開発していけたらと思います。





ちなみに、私の下着は365日ユニクロさんです。綿100のレギュラーライズのそれです。あのクオリティとバリエーションとコストパフォーマンスは素晴らしいとしか言いようがありません。

ただしかし、私のTシャツはほぼ毎日atelier comoptiです。

どこに重きをおいてどう拘るかは、人それぞれですね。

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